シルクスクリーン芸人・小林ぼっちの刷ったもんだ

無名のピン芸人、小林ぼっちが知識ゼロの状態から「シルクスクリーン」を駆使してオリジナルグッズの作成・販売。一人前のシルクスクリーン芸人を目指して奮闘する1年の軌跡を綴ります。

「ゼロから始めるシルクスクリーン芸人」プロジェクト始動!

今日からシルクスクリーン芸人

はじめまして。

僕は現在フリーで活動中のピン芸人小林ぼっちと申します。

主に一人コントを中心にネタをこしらえては、東京のお笑いライブシーンで孤軍奮闘中のしがない無名芸人でございます。

 

さて、そんな僕は以前まで「人力舎」という割と有名なお笑い事務所に所属させていただいておりましたが、行き詰まり感から今年6月に思い切って退所。

これからどうしたものか・・・と鼻をほじっていたところ、ギャラリー世田谷233を運営されていらっしゃる中根さんからお声掛けいただき、なんと理想科学工業株式会社(通称:RISO)様のご協力のもと、「ゼロから始めるシルクスクリーン芸人」なるプロジェクトの一員に任命され、晴れて「シルクスクリーン芸人」として活動させていただけることになりました!やったー!

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世田谷233にて(左:小林ぼっち 右:中根さん)

 

・・・・・・ところで「シルクスクリーン」ってなんぞや?

 

「ゼロから始めるシルクスクリーン芸人」のタイトルに偽りなし!

一般的に「○○芸人」とはその分野が好きで詳しい芸人に用いられる呼称だ。しかし今回、シルクスクリーンにまったく無知である僕が大抜擢された。でもいいのだ!「ゼロから学び、成長し、巧みに操るまでになる過程を追うこともプロジェクトの一部」だと言われたのだ。だから現時点ではここまでゼロなことをむしろ褒めてほしいくらいである。

1年後にはシルクスクリーンマスターに!?

僕は小さいころから絵を描くのが好きだ。といっても「落書きにしては上手」くらいのレベルなのだが、それがきっかけでこの夏、世田谷233の主催する『Tシャツ!マニアックス』というイベントに参加させていただき、僕の描いたイラストをTシャツにして展示・販売してもらった。

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オリジナル「暗中模索」Tシャツ

 

その時の印刷技法が「シルクスクリーン」だったはずだ。(綿素材のTシャツにプリントするのに絹とはこれいかに?と思っていた)

とにかく、どうやら「シルクスクリーン」とはオリジナルTシャツを作るときに用いるプリント製法らしい。

そしてどうやらRISOさんは「シルクスクリーン」の機械を作っているらしい。

そしてそして、シルクスクリーン芸人となった僕は、これからちょうど丸1年かけてRISOさんのサポートを受けながらシルクスクリーンを学び、それを駆使してオリジナルグッズを自分で制作・販売。さらにいやらしい話、実際どれくらい利益を上げたかをココで赤裸々に公開していくらしい!

これがこのプロジェクトの概要だ。

 

つまり、今までバイトしかしたことがない僕が、突然商売を始めることになった!

中根さんのお誘いに軽い気持ちで返事をしてしまったが、実は何気に大変な事態なのかもしれない・・・。下手すると借金地獄なんてこともありえるのか?親に「人の保証人にだけはなるな!」と教えられてきたのに、自分が保証人を探して回る羽目になるかもしれない!

 

ただ逆を言えば、売れれば売れるだけお金持ちになれるということでもある。そうするとその成果がそのままRISOさんの宣伝にもなる。みんなが幸せになれる算段だ。これはちょっと気を引き締めなければなるまい! 

才能よ、爆発してくれ

そんなわけで、早速233にて中根さんと打ち合わせをしていたところ、突然スラッと長身の美人が来訪してきた。(モデルみたいな人だな・・・)と思ったら、なんと本当にモデルをされてる安川リベカさんという方だ。

なんでも今日から世田谷233で自身の描いた絵を展示するらしい。

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安川リベカさんとその作品

さっき「絵を描くのが好きだ」なんて書いたのが恥ずかしくなった。

芸術には疎いので、的確な言葉で上手く表現できないが、なんて綺麗でかっこよくてインパクトのある絵だ!こんな絵が描けるなんてすごい才能である。皆さんもぜひ一度観に行くべきだ。

聞けばこのリベカさん、モデルであり女優であり、絵も描くしアニメーターとしてもバリバリ働いてて・・・と聞けば聞くほど多才な方だった。シルクスクリーンも学生時代に習ったことがあるという。

 

ちょっと待ってくれ・・・初日にして早くも僕の存在意義が霞んできている!

どう考えたって僕よりリベカさんの方がシルクスクリーンタレントとして適役だ。これはまずい!・・・しかし、RISOさん、安心してください。僕の方が彼女より圧倒的に勝っている点があります。リベカさんがめちゃめちゃ多忙なのに対して、僕にはめちゃめちゃ時間があるんです!あとは才能さえ爆発してしまえばこっちのものだ。

 

辛くも立場を死守したところで、今日から1年間、私、小林ぼっちは「シルクスクリーン芸人」としてすこぶる奮闘いたす所存であります!

現時点ではまだわからないことだらけですが、これからガンガンにグッズを作ったり企画を催したりする予定ですので、少しでも興味を持っていただき、応援していただけたら幸いです!

 

 SSGメモ1:「シルクスクリーン芸人」は「SSG」と略す