シルクスクリーン芸人・小林ぼっちの刷ったもんだ

無名のピン芸人、小林ぼっちが知識ゼロの状態から「シルクスクリーン」を駆使してオリジナルグッズの作成・販売。一人前のシルクスクリーン芸人を目指して奮闘する1年の軌跡を綴ります。

「シルクスクリーン芸人」の名刺をデザイン

SSGロゴを使って何か作ろう

前回無事に「シルクスクリーン芸人」のロゴが完成した。

そしたらそれを使って早く何かを作ってみたくなるものだ。

 

そうだ!名刺である。

 

そう、社会の大流に乗って真っ当に働く者なら誰しもが持っている、自らのアイデンティティを具現化した紙だ。

実際、芸人で名刺を持っている者は少ない。自らの「芸」を名刺代わりに、顔や名前を売ってのし上がることが美徳とされているから・・・というわけでもなく、正直なところ、みんな自分が何者なのかが案外ぼんやりしているだけだ。「お笑い芸人」というカテゴリーに括ってもらうことで、売れてない我々もなんとか社会的な居場所を授かっている。

 

しかし、この度事務所を離れてフリーとなり、いよいよ何者かわからなくなってしまった僕みたいな人間は、むしろ何かしらラベリングしないと存在しているのかどうかも怪しいくらいだ!

そこに運良く舞い込んだ「シルクスクリーン芸人」という肩書き・・・手放すわけにはいかない!名刺だ!刻め!物にして残せ!既成事実に仕立て上げるんだ!

ユニークかつわかりやすく

というわけで、SSGロゴも用いつつ早速デザインをしてみた。

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シルクスクリーン印刷をイメージ

やはり「シルクスクリーン芸人」をうたっているわけだから、その要素は必須だろうと考え、こんな感じに仕上げた。

ここ最近の調べでは、シルクスクリーンとは何やらヘラのような物でフィルター越しに絵具を塗ったくるように印刷するということがわかってきたので、その工程をイメージして描いてみたしだいだ。

中央にドカンッと据えた「SSG」ロゴが非常にクールでインパクト抜群!IT系の中小企業感がいかにも名刺らしくて気に入っている。

そして、ビジネス目的以外にもいろんな人に配れるよう、住所や電話番号は載せないでおいたので、もしお客様で欲しいという方がいらっしゃれば気軽に声をかけていただきたい。

名刺を刷る

さて、デザインができたらばあとは発注・・・というわけだが、そこはシルクスクリーン芸人である。この名刺こそシルクスクリーンで刷らねば、それはもはや裏切り行為だろう。

 

「プリンタにかければスイッチひとつで一発じゃん」

「今ネットでも安く早く作ってくれるよ」

 

そういうことじゃないから!

いい加減そろそろ何か刷らないと、このブログも書くことなくなっちゃうよ!

そう、ついに僕もシルクスクリーンに手を染める時が来たのだ!来週、RISOさんを訪問し、実際に自分の手で、自らの名刺をせっせと印刷することが決まった。ようやくシルクスクリーン芸人の活動が本格的に始まるぞ!

名刺をモノクロにしたのも、初心者でも刷るのが難しくないようにだ。実際にはシルクスクリーンはカラーで色鮮やかに仕上げることも可能ではあるらしい・・・。

そして個人的に注目しているのは、現代っぽさを取り入れて無理矢理添えたQRコードである。このグチャグチャと細かいバーコードをしっかりと再現できるのか、見ものだ。

 

そんなこんなで、ようやくシルクスクリーンに触れられるということで今からワクワクが止まらない、今はまだなんちゃってシルクスクリーン芸人であった。

 

SSGメモ:名刺を持つと立派になった気になるがそれは錯覚