シルクスクリーン芸人・小林ぼっちの刷ったもんだ

無名のピン芸人、小林ぼっちが知識ゼロの状態から「シルクスクリーン」を駆使してオリジナルグッズの作成・販売。一人前のシルクスクリーン芸人を目指して奮闘する1年の軌跡を綴ります。

売って売って売って

オリジナルTシャツ販売開始!

前回、Tシャツ刷り刷りマシーンと化し、見事シルクスクリーンでオリジナルTシャツを50着刷りきった。あとはいよいよ売りさばくだけである!

 

10月22日(火祝)と23日(水)。

この日はかれこれ半年近く前から準備を進めてきた僕の単独ライブがある。シルクスクリーングッズの販売活動を幕開けするにはうってつけの場だ。事前に告知もした。あとは見に来てくれるお客さんが、ブルジョワジーな方々であふれていることを祈るばかり・・・非情なまでの雨の中、期待と不安とTシャツを2つの紙袋パンパンに詰め込んで、勇み足で会場へと向かう!

 

・・・重い。

思いが重いのか。いや、まぎれもなく質量的に重い。

もちろん単独は僕一人でネタをいくつもやるライブなので、持ち物はTシャツだけではなく、衣装・小道具・カメラ・その他もろもろ大量の荷物がある。孤独なピン芸人はそれを一人で運ばなければならないのだ。言うまでもなく電車移動。あまりにも持ちきれないので、いったん前日にグッズだけ前乗りさせることにした。

にしたって、グッズもTシャツ以外に、シルクスクリーンとは別で台本やクリアファイルなんかを大量にこさえてしまった。

 

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グッズだけでこの量・・・電車が空いててよかった

グッズ作りは正直楽しい。

シルクスクリーンを刷ってる時にしたって、クリアファイルのデザインを描いている時にしたって、作っている時はとにかくウキウキしてしまう。そのウキウキにかまけて、ついつい売上個数予想が強気になってしまうのである。そしていざ、手元に物が現れた時、物質には体積と質量があることを痛感するのだ。

 

途中何度も歩みを止めて腕をいたわりながら、普段はあっという間の新宿までの道のりをノロノロと進む。ふと、帰り道もまったく同じ量を運ぶことになるかもしれないと思うと、ゾッと背筋が凍る感覚に苛まれた。

(売れてほしい・・・マジでグッズ売れてほしい!)

この、グッズを会場まで運んでいる時が一番強くそう思ったかもしれない。

もちろん、面目的にもお財布的にも、いろんな理由から売れてほしいのだが、この時まさに筋力的な理由で思った「売れてほしい」が最も念がこもっている。

販売促進大作戦

今回の単独で、少しでも売り上げをアップさせるため、初日の公演が始まる直前に1時間「グッズ先行販売会」を開いてみた。

入場料100円をいただく代わりに、グッズを100円引きで買えるというイベントで、いくつもグッズを買ってくださる方にとってはお得なシステムだ。Tシャツは一着2000円なので、ここで買えば1900円。

 

そして結果的に7名のお客様が足を運んでくださったのだが・・・なんとそこで売れたTシャツが7枚!

割合だけ見れば、お客様の100%がTシャツを購入してくださった計算だ。これはいい滑り出しだぞ!少なくとも需要がゼロでなかったことに安堵した・・・

さらにさらに、なんとそのうち3枚が「シルクスクリーン芸人」Tシャツであった!

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シルクスクリーン芸人」Tシャツ

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「暗中模索」Tシャツ

正直、SSGTシャツの方はノベルティーグッズというか、スタッフTシャツとして想定しており、一応販売はしていたが、一般のお客さんで欲しい人はいないだろうと思っていたので意外だった。やはり素人なりに黄金比を意識したデザインが功を奏したに違いない!(関連記事

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いらっしゃいませ!

そしていよいよ単独ライブ本番が始まる!

物販はライブ終了後に行う予定だ。さぁ、2日でどれだけ売れるのか!?

 

SSGメモ9:いっぱい作ると、重い。