シルクスクリーン芸人・小林ぼっちの刷ったもんだ

無名のピン芸人、小林ぼっちが知識ゼロの状態から「シルクスクリーン」を駆使してオリジナルグッズの作成・販売。一人前のシルクスクリーン芸人を目指して奮闘する1年の軌跡を綴ります。

Tシャツ制作の反省

月一定例会議の様子

シルクスクリーン芸人に就任してからというもの、実は毎月1回、新橋にあるRISOさんのオフィスで定例会議を行なっている。いつもシルクスクリーンを刷らせてもらっているワークスペースと同じ場所だ。

メンバーは、この企画のプロデューサーであり僕を抜擢してくださった世田谷233の中根さん。毎回親身になって活動のサポートをしていただいているRISOの上杉さんと山本さん。そして、社会人経験のない大人である僕だ。

毎回「新橋というサラリーマンの町に午前中から出向いてビルの一室で会議をする」という行為が、まるで自分を立派な社会人であるかのように錯覚させてくれるので、僕にとっては密かに高揚するイベントなのだ。

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単独の様子を緊張気味に報告する芸人とは思えない面持ちの小林ぼっち

先日行った11月の会議では、単独ライブでのグッズの売り上げを報告させていただいた。

前回の記事で生々しすぎるほど事細かに紹介したとおり、結果はTシャツが半分以上売れたことで黒字!活動の第一歩としては上々の滑り出しだ。

おかげさまで僕も堂々と結果を報告することができたし、それを聞いた御三方も本当に喜んでくださった。

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左:上杉さん 右:山本さん

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安堵の表情を浮かべる小林ぼっち

些細な幸せアピールですら瞬く間に炎上してしまうような僻み妬みに溢れた世界で、人の黒字をこんなにも喜んでくれている・・・僕はなんて素晴らしい方々に囲まれているのだろう!

お笑い芸人である僕の仕事は人々を笑顔にすることだ。そのためにも、僕はますます黒字にならなければない。そう、人々を笑顔にするためだ。断じて自分の私利私欲のためではない。

Tシャツ制作の反省点

今回、単独ライブという少し特殊な販売環境で半ばご祝儀的な意味合いもあってか、予想以上にTシャツが売れてくれた。

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もぐらでおなじみ「暗中模索」Tシャツ

その後も、ちらほらと買ってくださる方がおり、50着刷ったTシャツは残り21着。なんと現時点で29着も売れたのだ!(正確に言うと内1着は自分用)

 

しかし、今ここにきて大きな問題が立ちはだかっている・・・。

 

レディースサイズがまったく売れてないのだ!

 

今回のサイズごとの制作枚数は・・・

WSが5枚、WMが15枚、Sが5枚、Mが15枚、Lが10枚で計50着。

対して残り枚数は・・・

WSが5枚、WMが12枚、Sが2枚、Mが2枚、Lが0枚で計21着。

 

WSは1枚も売れてないしWMは15枚も刷ったのに3枚しか売れてない!!

これは由々しき事態だ・・・

 

ライブのお客さんは圧倒的に女性が多い。だからレディース多めがよかろ〜なんてあまりに安直だった!!

世のトレンドは、大きめサイズをスタイリッシュに着こなす風潮にあるらしい。完全に読み誤った・・・。

 

あとWSに至っては単純に小さすぎた。

後輩の女芸人で「おとぎばなし」という男女コンビの吉田(通称:よっちゃん)がWMを買ってくれたのだが、身長152cmで細身の彼女がWMでピチピチだったのだからWSは相当小さい。

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中央でWピースするミニマム系女芸人のよっちゃん

頭に浮かぶ芦田愛菜ちゃんなら着れるけど実際の今の芦田愛菜ちゃんなら着れない、くらいのサイズだ。

 

もし幼稚園〜小学生くらいで黒が好き、もぐらが好き、というお子さんがいらっしゃる方はぜひお声かけいただきたい。子供が着ると一段と可愛いはず!

ただ、子供に着せるTシャツの胸に「暗中模索」と書いてあるのがなんとも渋すぎる。今後、これらの在庫を消化していくのに骨が折れそうだ・・・。

SSGメモ12:大は小を兼ねる。Tシャツもしかり。