シルクスクリーン芸人・小林ぼっちの刷ったもんだ

無名のピン芸人、小林ぼっちが知識ゼロの状態から「シルクスクリーン」を駆使してオリジナルグッズの作成・販売。一人前のシルクスクリーン芸人を目指して奮闘する1年の軌跡を綴ります。

売り難民

フリマに出よう!

シルクスクリーン芸人を名乗りつつ、年末年始の喧騒にかこつけてあまり表立った活動を怠っていた今日この頃。

しかし世間的には仕事始めもとうに終わり、七草がゆで胃腸も整い、すっかりいつも通りの日常に戻っている。そろそろ僕も「やってますよ感」を出さねばなるまい。

 

この「やってますよ感」こそがまさに、売れないままズルズルと続けてしまう芸人の一番の天敵でもあるのだが・・・それでも「やってない」よりは格段にいいのだ!・・・のはずだ!

 

さて、自己擁護もほどほどに・・・

自身が売れることも大事だが、それにしたって最近グッズを売ってない。昨年10月に行った単独ライブでの物販を最後に、ライブ後の手売りや通販でぽつぽつと販売してはいるものの、ガッツリと販売機会を設けていない。

 

というわけで、2月あたりにフリマに出よう!

 

 

フリマに出れない!

フリマに出れない。

 

今まで某メ〇カリやヤ〇オクなどのネットフリマで売買したことはあるが、実際に現場に現物を持ち込み直接対面で行うフリーマーケットには客としても行ったことがない。

そこでまずはネットから都内で開催される一般参加のフリマを探してみたところ、各所で頻繁に行われていることがわかった。

多すぎて逆にどれに出ればいいか迷ってしまうほどである。

 

そこから日時、場所、参加費などを考慮して手ごろなイベントを選び、早速運営に参加申し込みのメールを送ってみよう・・・とその前にもう一度参加規約をよく読んでみると

 

「本イベントは一般家庭から出た不要品のリユースを目的としています。グッズの販売などはお断りさせていただきます。」

 

的な文章が添えられているではないか!

なるほど確かに。そもそもフリマは利益を出すことが主目的のイベントではないのだ。そこを許容してしまい、もし業者などが参入してきて場が荒らされれば本来の意義が失われてしまう。

 

納得はしたものの、これはまいった。

仕方なくもう一度よく探してみると、あんなにあった選択肢が一気に減ってしまっている。

 

と、そんななかで目に留まった「ハンドメイドマーケット」・・・

 

これだ!

 

ハンドメイドマーケットの目的は新しい持ち主を見つけることではなく、最初の持ち主を見つけること。つまり堂々と販売して利益を得ることができる。

 

フリーマーケット」と「ハンドメイドマーケット」・・・

同じようなものだと思っていたが、実はなかなか面持ちの違うイベントだったのか。

 

というわけで、2月のとあるハンドメイドマーケットに参加申し込みのメールを送信。

毎回作ることは非常に楽しいが、とにかく商売事が苦手なので、こういう機会を無理矢理にでも自分に課していかないとなかなか在庫はハケない。今年は売ることもしっかりと頑張っていかなくては。

 

「ご連絡ありがとうございます。 弊社主催のハンドメイドマーケットはプリントTシャツ等の販売はお断りしております。 ご理解、ご了承ください。」

 

 

ハンドメイドマーケットに出れない!

 

運営から上記のメールが返信されてきた。

なんてことだ!ちゃんと自分の手で刷ったのに!「ハンドメイド」と見なされなかった!シルクスクリーンの手軽さが仇となった形である・・・。

 

こうなってくるともはや、以前紹介した先輩の本田兄妹・あやのさんのように布から小物を作るくらいしなければならないのか・・・?

ssg-k-botch.hateblo.jp

とはいえ、途方に暮れていても仕方がない。

他に参加できるようなイベントを探すか、もしくはそんなライブを開催するなどしなくては・・・

このままでは在庫と出費だけがどんどん膨らんでしまう!!

今日のいいぬ!

つらい印象のまま終わるのもなんなので、最後におまけで最近描いた「いいぬ!」イラストでキュートにお別れです。

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イカオリーヌ

SSGメモ22:シルスクグッズを直売できる場は意外に少ない