2/25 アートメイドマーケットinワテラス広場:後編
売り上げは・・・
前編からの続き。
かくして、決して好条件とは言えない状況下でフリマデビューを果たしたわけだが、結果的にグッズはどれくらい売れたのか・・・
こちらも結果から言ってしまおう。
トートバッグL ¥1500
サコッシュ ¥1200
ポーチ紺 ¥700
ポーチ赤 #700
ポーチ舟型 ¥800
靴下赤 ¥600
靴下緑 ¥600
すべて1つずつの計¥6100円の売り上げ。
出展料が¥5000(テーブル代込み)なので、原価を差し引けばちょいマイナスくらいだ。
それじゃダメなのだが、正直この程度で済んでホッとしている。内心今回に関しては、鼻っから授業料だと思って5000円の出費はいとわないつもりだったのだ。
知らない奴の知らないキャラグッズを売ることが極めて難儀なことはもともと十分理解しているつもりである。
神様お客様
さて、そんな僕を救ってくださった買い手の皆さん。
昼過ぎ頃、最初に訪れたお客様は・・・様子を見に来てくれた233の中根さんご夫妻!
閑散とした現場を目の当たりにして、当人以上に動揺させてしまって申し訳なかった。しかも景気付けにトートバッグを買ってくださり感謝感謝である。
しかしそこからが長かった・・・
16時頃までうんともすんとも。途中、気の優しそうなお爺さん、お婆さんに1回ずつ話しかけられ絵を褒められたくらいである。ただ、もはやそれだけで相当救われる思いだ!それくらい心が折れかけていた。
そこに見かねたイベント運営スタッフの女性の方がやって来て、なんとポーチを買ってくださった!
「ちょうどこのくらいのポーチを探してた」という言葉が嘘か誠かは深読みしないものの、完全なるお情け購入である。
このご厚意にかえってメンタルをやられてしまった僕は、電池の切れたペッパーのモノマネをしながらひたすら時間が過ぎるのを待っていた。
そして日没も間近の17時頃、ブースの前でふと足を止める20代前半と思しき女性が1人。「可愛い」と一言呟いたのち「靴下の赤をください」・・・
この間わずか30秒ほど。
僕は呆気にとられながら、気づいたら600円を受け取り靴下を渡してその女性を見送っていた。
売れた!
「小林ぼっち」も「いいぬ!」も全く知らない人に初めて純粋に商品の力だけで物が売れた!!
こんなに嬉しいことはない。
あいにく持病のドライアイで涙こそ出なかったものの、感涙に匹敵する思いだ。
その後、日が暮れて辺りが暗くなってしまい、そろそろ店じまいかという所に、Twitterを見てお笑い畑のお客様が3人も駆けつけてくださった。
今回全くの見ず知らずの人にグッズを買ってもらう機会なのだと意気込んでいたが、結局はいつも応援してくださっている方々に救われる形となってしまった。情けなくもありがたいかぎり・・・
初陣を終えて
人の温かみに触れた今回のアートメイドマーケット。実はお客様以外からもありがたい施しをいただいていた。
一般販売ブースのほかにキッチンカーも2台出店していたのだが、この日は飲食系も客足が悪かったらしく、余った食材で僕ら出展者にまかないを振る舞ってくださった。
寒さとの戦いでもあったが、思いもよらない“あったかグルメ”のおかげでなんとか乗り切ることができた。次また一緒になる機会があったなら、今度はちゃんとお金を払い食べさせていただこう!
そして勢いで買ってしまったキャリーカートだが、これが本当に思惑通りの活躍をしてくれて正解だった。
グッズや備品で大荷物だったが、大容量で蓋付きなのでさっぱりと収まったし、何より販売中は収納と椅子の二役をこなすのでスペースもとらない。移動も快適で、いい買い物だったと思う。
そんなこんな、なんだかんだ、確かに辛い初陣ではあったものの実りは多い1日だったと思う。ここでの経験を活かし、3/29に控えたminneハンドメイドマーケットin埼玉スーパーアリーナという巨大イベントに乗り込むぞ!!
・・・
なくなった!!!
おのれ、コロナめ!!!