シルクスクリーン芸人・小林ぼっちの刷ったもんだ

無名のピン芸人、小林ぼっちが知識ゼロの状態から「シルクスクリーン」を駆使してオリジナルグッズの作成・販売。一人前のシルクスクリーン芸人を目指して奮闘する1年の軌跡を綴ります。

カレーTシャツできあがり!

久方ぶりのシルクスクリーン

今日は、以前ここで紹介したように先輩芸人「昨日のカレーを温めて」さんのオリジナルTシャツを作るべく久々に新橋のRISOさんお邪魔してきた。

前回訪れたのは自分の靴下やポーチを刷った時なので1月後半あたり。約2ヶ月ぶりのシルクスクリーンだ。

 

ただでさえ、ここ最近はコロナの影響でシルクスクリーンに関わる活動もほとんど停滞状態だったため、本当に久方ぶりな気がする。

カレー兄さんたちとレッツシルスク!

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左からおさむさん、僕、やすさん

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カレーをイメージしたイエローT

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ルーの部分がお二人の活動拠点である相模原になっている


今回描かせてもらったイラストはコンビ名そのままに「カレー」。

というわけでTシャツも黄色生地に茶色のインクでまさにカレーカラーだ!

 

 

お二人はもちろんシルクスクリーンは初体験ということで、まずは僕と(主に)中根さんで簡単に仕組みと流れをレクチャー。

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中根さんによるシルスク講義

中根さんは自身のギャラリー世田谷233でもシルクスクリーンを行なっているので説明も手慣れたものである。

僕も顔ではドヤっと澄ましつつ、内心(あ〜そうだったそうだった)と脳内で復習しながら聞いていた。

 

 

いよいよ刷りましょうかとなり、当然の流れなのだが、まず最初の1枚は僕がお手本を見せることに。

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先輩のプレッシャーに固まる僕

とはいえ、僕も2ヶ月ぶりのシルスクだ。

ましてや人様、しかも先輩のグッズを刷るのは初めてである。

極めつけに今回のインクは水性ときたもんだ!

 

そう、水性といえば「インク返し」なるスキルが必要になるあのインクだ。

過去にはそれによる失敗例もある・・・

グッズ制作 第2段 その1 - シルクスクリーン芸人・小林ぼっちの刷ったもんだ

 

元来「責任」というものが苦手な肝の小さい男である。

しかし請け負ったからには逃げるわけにもいかない。おっかなびっくり、これまでの経験値を信じてスキージを引くと・・・

 

上手に刷れた!

さずがSSG!お二人からも羨望の眼差しをいただく。

 

そして2着目からは即座に本人らに交代。

横から「もっとスキージを立てた方がいいですね」などと偉そうにアドバイスを差し込みつつ、ちょっとインクがかすれたり滲んだりしようものなら「まあまあこれも味ですよね」などとフォローを添える。

 

根詰まりの恐れがある水性インクの場合、版がまっさらな状態の第一刷り目が圧倒的に簡単で失敗しにくい。などとはつゆ知らず、先輩方は「なるほど」と素直に飲み込んでくれていた。

これもある意味「経験の差」である。

いい感じのTシャツが完成

なにはともあれ、今回は15枚と刷るのも少なかったためあっという間に終了。

根詰まりによって1〜2着ミスプリが出てしまったものの、結果的には綺麗な仕上がりのカレーグッズが完成した!

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スパイシーな仕上がり

「欲しい!」という方はぜひ昨日のカレーを温めてのお二人にコンタクトをとってみてください。

Twiiter→おさむさん/やすさん

 

お二人とも初めてのシルクスクリーンを終えて「楽しかった」とご満悦のご様子。

僕も久々にやってみて思ったが、やはりシルクスクリーンはやってて楽しいのだ!なんならレジャーの副産物でアイテムができる、くらいの感覚といっても過言ではないかもしれない。

 

コロナコロナで何かと自粛ムードの中、改めてシルクスクリーンの楽しさを再確認できたのはタイミング的にも非常にありがたかった。

SSGメモ41:人様のグッズを刷るのは心臓に悪い